Electoral system as seen in the LDP !
LDPとは、Liberal Democratic Party ,
すなわち自由民主党の事だ。但し、partyは、アメリカ英語において、
発音はパーリー、となるので留意が必要だ。
さてLDP であるが、戦前の2つの大きな政党の流れを汲んでいる。
正確かつ細部において分析するなら、
4つないし、5つの政党が合体したものだ。
いわゆる薩長土肥だ。
現在のLDPの派閥(昨今は解消したと言っているけれど)
は大きなものは5つある。
LDPに見える選挙制度を見る時、大きな5つの流れがあるのだから、
3つの流れが結合すると、過半数を制し、政権が獲得できる。
そして結合した3つの流れの中で、2,3年で代われ!
ということになって、総理大臣の座を巡って諍いが起きる。
日本で長期政権が発生しにくいのはこのためだ!
現況の根本において、現在の小選挙区から中選挙区に戻そう、
という意見があるけれど、中選挙区に戻すと、
LDPの中の5つの流れに権力闘争をして下さい、と言っているに等しい。
日本には合わないと思うし、日本の政治が中選挙区の時代から、
圧倒的にクリーンになったのはやはり小選挙区制度にしたからだ。
安倍政権が長期政権になったのは、安倍総理の力量にもあるが、
根本は小選挙区制度だ。もちろん選挙制度に完全なものはない。
小選挙区制度にも様々な弊害はあるだろう。
佐藤ゆかり女史が指摘していた。しかしながら、
小選挙区制度は、LDPの中にある5つの大きな流れの権力闘争を
封じ込めるために有効な手段だと思う。
花のがくと
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