Incident !
ローマ教皇を語る上で、どうしてもな記さなければならない事がある。
ナチスドイツによるローマ教皇誘拐未遂事件だ。
独ソ戦が開始された当初、ヴァチカンは「ドイツの勝利を祈る」と
電報を送っている。宗教の存在認めない共産主義とドイツの対比なら、
当然そうなるだろう。ヴァチカンの行動は理解できる。
やがて戦況がドイツに不利になり始めた頃、ローマ教皇誘拐事件が
活発化するのである。
ドイツからしたらローマ教皇をより安全な所に移管しようと言うことだったらしい。
カトリックの象徴たるローマ教皇を共産主義の手に触れさせる事はあってはならない。
しかしローマ教皇からしたら2000年近く君臨したヴァチカンの地から移動する事は
大きな逡巡がある。以上が大体のローマ教皇誘拐未遂の真相だ。」
そりゃーお互いの健全な合意がない訳だから、誘拐未遂ちゃ誘拐未遂だけれど、
ローマ教皇誘拐未遂事件は角度を変えて見ると、
独ソにおいてヴァチカンがドイツ側に立っていたことを証明できる事件である。
花のがくと
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