We should think word politics !
スイスは2002年に国際連合に正式に加盟国となる直前、
国民投票を実施しているはずだ。
永世中立国の国是にかかわる問題だからだ。
繰り返し指摘する中で、日本が国際連盟の常任理事国の地位から、
脱退したゆえに国際連盟が崩壊したのだ。
途中で脱退するなら、最初から参加しなければいいじゃないか?
と率直に思う。
さて、何故日本は国際連盟から脱退したのだろう?
分析する中で、当時日本がコントロールしていた満州国という存在を、
当時の国際社会が認めるかどうかが争点となったようだ。
満州国という国は1932年に建国となっている。
日本側の言い分はとしては万里の長城の外側にあるのだから、
満州国は伝統的に中国の土地ではない、との事のようだ。
壁の外側なら確かに中国のものではないですね。
しかし同時に日本の土地でもないだろう。
満州は満州人、女真族の土地だ。
国際社会は認めないだろう。
何故なら、1920年に国際連盟が結成されているからだ。
何故、国際連盟が結成された背景を考えれば中学生でも分かる論理だ。
西欧から始まった植民地主義に終止符を打つためだ。
新たな植民地あるいは傀儡国家を国際社会は認めないだろう。
繰り返す中で、満州国の建国以前に国際連盟が結成されているからだ。
冷静に当時の世界政治の潮流を読み解くと、
欧米諸国は自らの拡大した植民地、支配地の独立運動に苛む中で、
彼らとどう折り合いをつけるかという問題に直面していた。
その経緯の中で国際連盟が発足した事を考えるべきではなかったか?
そんな最中、日本が満州国万歳!と叫んでも、仕方ないだろう。
私は日本の国際連盟からの脱退は、
当時の日本の政治家や外務官僚の思考放棄だと思っている。
花のがくと
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