Tokyo Tribunal 2 !
日本のエスタブリッシュや識者の中で、
「東京裁判史観」云々ーー、と論評する人が多い。
その中身は日本が侵略国家だったとか、暗黒の軍事政権だったとか、という類だ。
冷静になるべきだと思う。
裁判とは検察側と弁護が側が双方の主張を争う。
その中で検察側は好き勝手な事を言うだろう。
日本は侵略国家だったとかとんでもないとか。
一方において東京裁判の弁護団はアメリカ人が多く就任している。
彼は一生懸命だ。特にブレイクニ―弁護士は圧巻だ。この人燃えてますね。
東京裁判では双方の主張が明確に繰り広げられた。
結果として東京裁判の判事達は大揺れに揺れたのであり、
その中ではっきりとインドのパール判事は全員無罪とする判決文を記したのだから、
弁護側の言い分を多く理解した人も存在したのだろう。
日本の識者の中における、「東京裁判史観」とは当時の検察側の主張のみをクローズアップ
しているのだ。それは正確ではないだろう。
東京裁判ではインドのパール判事の存在と判決文が秘匿されず公開されているのだから、
東京裁判の判決は、検察側と弁護側の双方の言い分を超えて、
国際法の進化と増強のために出されたものだと解するべきだ。
根本において、裁判所の役割とは、弱者保護、推定無罪、社会正義の実現であり、
社会正義の実現は法律、国際法の進化を伴うのであるから、
パリ不戦条約の基に、戦争の全面的禁止に伴い、過去に前例が無かったとしても、
国家指導者の個人の罪として結論を至らしめる事に対して理解する事ができる。
世間で論じられる東京裁判史観とは検察側の主張をクローズアップするものであって、
明らかに短絡的、あるいは恣意的だ。
東京裁判の判事達の真意、判決、その効果を冷静かつ健全な思索をもって臨む時、
国際社会の洗練と次なる世界大戦を防止するために作成されたものであって、
私は東京裁判及び東京裁判の判決を理解する事ができる。
花のがくと
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