What is meant by Gothic style!

ヨーロッパ、つまり西欧はいつから始まるのだろう?ギリシャやローマに始まるというは素人だ。

ギリシャ、ローマは地中海沿岸の共同体国家の歴史であり、オリエント史に分類される。

もちろん西欧人が、ギリシャやローマの文明や素養を引き継ぎ、現代にいたる事は事実であるが、古代ギリシャやローマの文化と西欧文明とは大きな隔絶がある。西欧人がギリシャやローマの文化を知ったのは、十字軍遠征の後、アラビア世界から入手したのである。

西欧人は驚き、ラテン語を学び、ギリシャ、ローマを必死になって学んだ。

大体、11、12世紀頃、ドイツは、ライン川のほとり、フランスはロワール川のほとりに畑や農村が作られ、やがて都市になった。

その頃、ヨーロッパは森に隈なく覆われ、暗く多湿だった。森と言っても、その木は日本人が思う木とはかなり違い、20数メートルにもなる樫の木であり、植物学に詳しい友人によると、ミズナラと呼ばれるものだそうだ。

森は圧倒的大きくそして広かった。1度伐採しても、数年放置しようものなら、また元に戻ってしまう。何もしなかったら、たちまち都市が森に飲みつくされてしまう。かなり大変だったようだ!。

西欧人が森を開拓し、それを克服できたのは、18世紀の後半になってからであり、この頃やっと光が差すようになったのである。森の開拓こそが西欧史なのである!

すなわち、西欧人は数百年もの間、暗闇の中で生きてきたのである。私がヨーロッパ人には陰険なところがあるというのもうなずける。

ここで思い出したことがある。ヨーロッパ人は食事に時間を掛ける。2,3時間くらい。

ナイフやフォークを持ち、チャカチャカやっている。よく見ると食べ物を切ったり巻いたり、ケチャップをつけたり。

食事は人生最高の楽しみであり、最高の養生と考えているようだ。

女性に申し上げたい!ヨーロッパの高級レストランでは、強めの香水は禁止である。メニューや壁に、「強めの香水禁止」と書かれている訳ではないが、不文律として存在する。

おそらく料理の香を妨げるという考え方だだろう!ヨーロッパ人は、それ程食事に人生の重きを置いている。粗食家の私には殆ど理解できない。森との競合と融和がいかに大変だったか伺えよう!

余談になるが、読者諸氏の中で、日本食にこだわりがあるのなら、日本から米を持参することをお勧めしたい!外国のお米は炊き方を間違えると、やはりリゾットのようになってしまう。それが叶わないなら、最後はマクドナルドを頼ればよい。マクドナルドの味は世界共通!この事は在欧日本人のなかでも共通している事項である。

さて、ヨーロッパの都市はこじんまりしている。半径1キロ位だ。パリでもせいぜい2キロ

位。長身でコンパスの長い私なら、2時間くらいで1周できる。

何故、こじんまりしているのだろう? それは城壁に囲まれていたいたからだ。今でもヨーロッパの都市は、城壁の一部が残っているところがある。城壁を取り壊したところは、そこに樹を植え並木道にしている。

ヨーロッパの都市の街並はどこも見事だ!整然としている。壁の色、瓦、隣の建物との整合性、いやー全く見事!都市開発が幾度となく行われており、建築規制等が上手く作用しているのだろう!

しかし、ヨーロッパの都市は、全く何もない、ロンドンやパリは別にしても、たまにとさつ場があるぐらいで!全く小さく、そして何もない!

ヨーロッパが近代をリードし西洋文明を広げたエネルギーはどこから生まれたのか理解に苦しむ。

都市にはカテドラル(大聖堂)があり農村にはチャーチ(教会)がある。大聖堂と教会はどう違うのか? 司祭がいるところを大聖堂、牧師さんがいるところを教会というのだそうだ!

大聖堂はゴシック建築が多い!ヨーロッパの建築は概ね3種類、ロマネスク様式、ゴシック様式、そしてバロック様式。(他にも細かいものはあるかもしれないが)

ロマネスクとは、その名通り、ローマの建築の影響を受けている。ゴシックとはゴート人

(ゲルマン人の一派)という意味でヨーロッパ中世の色合いが最も濃い、バロックとはヨーロッパ近世にかけての建物を総称する。

どう違うかと言えば、ロマネスクはギリシャのパルテノン神殿、ゴシックはシャルトルの大聖堂、バロックはベルサイユ宮殿と覚えておけば良い。建築学を志す人以外は!

注目すべきは、ゴシック建築である!ゴシックは上記したように、ヨーロッパ中世に建てられたものであるが、他の2種とは圧倒的に違う!何が違うかと言えば、高さが違う!とにかく建物が高いというか尖鋭的と言うか、立体的だ!外見もそして内部も!

ゴシック建築の中に入ると、吸い込まれていくというか、圧倒される!深い森の中に入り込むような感じ!ステンドガラスからは光が入り込むが、その光がまたやけに貴重に感じられる。

まさに森の中でお祈りをしている感じ!

日本の西欧史学会の最高権威である、木村尚三郎先生は、森の中で天空仰ぐと、その空間を埋め、支配欲、征服感が発生するのであり、この心情こそがヨーロッパ人の特性であり、ゴシックにおける立体性と圧倒感が西洋文明の膨張の原因である!と常々おっしゃっていた!

森の中で天を仰ぎ、その感情の発生結果は、精神、心理学の範疇であり、歴史、文明史とはちょっと違うんじゃない!と言う感じもするが、最高権威であり学会の頂点にいらっしゃる方のお言葉だ!えーい控えおれー! 西欧文明の発展の基はゴシックだ!

学問の世界も縦社会であり、上司の言うことは絶対だ!

以上がヨーロッパの歴史、文化論の概略であり要約である、

そんな事はどうでもいい!森の文化がどうした!食事の時の香水がどうした!ゴシックがどうした!

大切なのは、都市の裏通りに入り、安値のパブやレストランで、庶民のおばちゃんやオッサンと肩を触れ合い、I'm from Japan!と叫び、Smoke on the waterやForbidden colours(禁じれた色彩をカラオケで歌い!そして(私は全く関心はないが)日本のおたく文化を語りあえる奴の方が偉い! そして有益だ!

大切なのは、度胸と胆力と人を引き付ける魅力だ!

この事は、私の敬愛する日本の西欧史学会の最高権威である木村尚三郎先生も大いに納得され、同意されていた!

花のがくと!





花のがくと

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