The first step of permanent member of UN !

本日、国際連合の非常任理事国に日本が選出された。


過去最多の12回目だそうだ。日本の他にモザンビーク、エクアドル、スイスが選出された。


私の持論として、永世中立国のスイスが今回安保理に加入したのなら、


国連本部をニューヨークから、スイスのジュネーブに移すべきだと思う。


いずれにして、永世中立国ののスイスが参加しているのだから、


国際連合は軍事同盟ではなく、戦前の国際連盟と同様の世界平和機関だ。


戦前の国際連盟において我が国、日本は常任理事国だった。


しかしながら自らその地位を放棄したのみならず、国際連盟から脱退している。


常任理事国の一角を占めていた日本が自ら脱会したのだから、


その数年後、国際連盟は崩壊した。日本のせいだとされても反論はできない。


おバカという他ないだろう!


何故、その様な愚挙を犯したのだろう?


戦前における満州国の国際的承認をめぐる問題だ。


当時、実質において同盟国だったイギリスの説得を振り切り、


採決を強行した。結果は42対1対1で圧倒的否決。


圧倒的否決された根拠について考える時、


採決当時、すでに国際連盟の実質の結論は出ていた。


すなわちリットン調査報告書である。


私はその中身を読んだ。驚くところもあったけれど、


実質において的を得ている、的確だ。日本を含めた国際管理にーー、


という事であるから、日本の国益にも有するものだ。


しかしながら、当時の松岡洋右外相は、これを不服として、


採決を強行した。繰り返す中で42対1対1、圧倒的否決だ。


当時の国際連盟の加盟国は何故圧倒的に否決したのだろう。


せめて15%か20%位賛成してくれてもーー、という感がしないでもない。


理由は明快だ!すでにリトン調査報告書が存在し、勧告案となっているけれど、


実質は国際連盟の結論として明確に存在し、


なおかつそれが日本の国益の棄損に当たらないからだ。


さらに率直に述べるなら、中国東北部、満州国と言ったって、


南米や北欧の国々は分かりにくいだろう!


私は大阪のにんげんであるから、究極において大阪のアクセントになってしまう。


「どこやねん、それ? うち関係ないし!、国際連盟の結論が出てるんやったらーー」


となるのは必定だ!42対1対1になるのは当たり前だ。


私は日本の近代史の中で、当時の松岡洋右外相に疑問を持っている。


厳しい言い方だけれど、精神鑑定に架けるべきだ。


フォローする中で、松岡の英語はとても美しく、力強い。


どこか欧米の大学に留学しているはずだ。そして彼はクリスチャンではないか?


と推測している。


国際連盟を脱退する時の松岡の英語での演説は実に素晴らしい英語だ。


松岡が英語が堪能で、欧米に留学し、なおかつクリスチャン、と考える時、


本当の国際人、また人物の作り方という点において大きく考えなければならない。


以前にも記した事がある。日本の政治家や官僚のの人は言い訳をしてはいけない。


明治維新のクライマックスの際、江戸城総攻撃の時、


西郷隆盛は当時イギリスの外交官であったアーネストサトウ氏のアドヴァイスを受け入れ、


無血開城を受け入れているだろう!


政治家の人や官僚の人が大きな夢や大志を抱く事は良い事だ。


それがなくては第1級の公僕ではない。ただ同時に政治家や官僚の人達は、


超リアリスト、現実主義者でなければ国家を危うくする。


要約し、総括する中で、我々日本人は訳の分からぬナショナリズムで、


国際連盟から常任理事国という立場と国際連盟そのものから脱退し、


国際社会を大混乱させた事を知らなさすぎる。


次いで、外交は時系列、外交文書、条約の積み重ねであり、継続なのであるから、


ナショナリズ、すなわち大和魂とかいう非科学的で訳の分からないものは一切無駄だ、


という事を知るべきだと思う。


その事が国際連合の常任理事国に返り咲きを果たす第一歩となる事を理解すべきだと思う。


その観点から、日本国憲法全文並びに第9条の精神を正々堂々と奉じて、


国際社会の中枢に返り咲きをはたそうではないか。


花のがくと




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