Mr, Prime Minister 2 !
元来、日本はサムライの国であるゆえ、
日本の防衛力の過半数を米国の委任している現状につて、
日本のエスタブリッシュメンが、自国の防衛は自国でーー、
というフラストレーションが鬱積する心理は理解できる。
しかし日本国憲法が占領下において作成された、といっても、その内実は、
日本人スタッフとその意思においてなされたものであり、アメリカの影響力云々
は無関係であるという、事実を最近知るに至った。(1964年の答申)
また日米間の条約も従属的ではなく、日本の独自判断によって、
即座に解消できる、という条項も存在する。
そして日米関係は日米ともに良好なカードとして機能している現況であるなら、
何年何月までに憲法を改正する、という議論は不毛であると断言できる。
しかしやがて、国際情勢も大きく変わり、日本が憲法を改正する時期も来るだろう。
その時、政治家や官僚たちが世論を引っ張るという側面も発生するだろう。
しかし今がその時期なのだろうか?大いに考えるところがある。
さて防衛省の関係の人達にはつとに有名だが、一般の人には全く知られていない
逸話がある。この際、引用する事にしよう。
防衛大学の1期生の卒業式の時、当時の首相であった吉田茂のスピーチだ。
「諸君が日陰者であれば、日本は幸福なのだ!耐えてもらいたい!」
このスピーチは実際に行われたもので有名だ。その筋では。
私は防大1期生の人にも確認した。
この吉田茂のスピーチには様々な意見があるだろう。
率直に言うなら、防衛省、軍事関係者には、大いに違和感もあるだろう。
ただ冷静に考えるならば、吉田茂のスピーチ内容が、現実に照らし合わせて、
正しく、国家国民の利益になるならば、そうであるべきだ!と思う。
またさらに、日本全体の利益や幸福になるなら、
防衛省の関係者だけでなく、外務官僚も財務官僚も国土交通省も、日陰者であっていい!
再び安倍総理大臣に申し上げよう!
国家の運営及び国益の追求は、政治家や官僚やエスタブリッシュメントのプライドや
フラストレーションの解消のために行われるのではなく、
主権者である国民全体の幸福のために行われるのですよ!
花のがくと
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