We should prepare !

現時点において平成という時代の総括はやや拙速であろう。


その作業は歴史家の正確な分析のもと行われるべきだ。


ただ新しい時代の開幕を無作為の状態で迎えるのは不健全だ。


2000年における日本有史上において、昭和という時代は圧倒的に特殊であった。


揺れ動く国際社会の情勢を正しく対処する事ができず、敗戦と亡国、


歴史上初めて外国の占領という事態に至った。


しかしながら、瞬く間に世界1の高度経済成長を遂げ復活した。


その根本的な力を国民の力という事は決して間違いではないが、


やや具体性に欠けるのでは?とも思える。


やはり廃墟の中から日本を世界1の経済大国に引っ張り上げた背景は、


政治家や経済人官僚、すなわち昭和天皇を含めた当時の日本のエスタブリッシュメントの


復活プロジェクトの先見性が健全かつ適正であったと素直に指摘してもよいのでは。


ブログにも記したが、平成の当初はやや日本国全体が漂流した感がある。


要因は複数あるが、1つは昭和天皇が逝去されたからだ。


勝手に死ぬなー!と言及するのは不遜だが、


昭和という特殊な時代を総括できず、新しい時代の対応にやや遅れた事は否めない。


平成という時代が落ち着いたのは10年を過ぎてからだ。


ある経済学者は平成という時代を経済で論評するなら、


失われた20年あるいは30年、と酷評しているが、


外国の記者は東京の街並みを観察し、「これが失われた20年なら、


我々も是非失われた20年を体験したいものだ!」とコメントしている。


またある経済学者は、平成に入り、名目GDPは昭和よりも高く、


株価の時価総額は圧倒的に上昇していおり、所得総額は増大している、


との分析。後者の経済学者の分析が正確ではないか、という気がしてならない。


正確な分析は専門家の総括に委ねることにしよう。


ただ平成に入り格差の乖離という問題が発生したのは憂鬱であり、


新時代への課題として残るだろう。


冷静に分析する中で日本の国際収支はアメリカにも中国に対しても欧州諸国に対しても


黒字だ。ただ当然ながら産油国に対しては赤字ですけど。


現に日本は世界1の金融資産を有している。圧倒的だ。


率直に言って、日本は世界1豊かな国だ。


新時代において、我々はどの様に生きればよいか?


まずは豊かさに負けない事だと思う。


マスメディアが世界中に発達しているので日本は注視されている。


豊かさに敗れた国民という事になれば、笑い事では済まされない。


何が必要だろうか?健全な賢さと洗練さではないか?


難しい事ではないと思う。清く、正しく、美しく! 究極はこれだ!


最後に今上陛下の昨今のスピーチの中で、平成という時代が戦争の無かった


時代として終わろうとしている事に安堵感を覚える。


との言葉が胸を中を占める。


花のがくと










花のがくと

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