Ms, Margret Thatcher was great !
正確な表現において、マーガレットサッチャー氏へのイギリス国内の評価は、
大変毀誉褒貶が激しい。
政治家とはそういうものかなー、と思ったりするけれど、
マーガレットサッチャー氏の場合、その範疇に収まらない感じ。
それは彼女の持っていた個性と能力という事より、
当時の情勢、すなわちイギリス病の根源である、行き過ぎた社会主義の一掃と、
国際的は、共産主義陣営との和解ではなく、その粉砕に目的を集中させたからだ。
社会主義の理念の全てが間違えている訳ではありませんからね。
東西冷戦はプレ第三次世界大戦であったのだから、
マーガレットサッチャー氏は戦中の卓越した政治家という位置づけをすべきですよ。
マーガレットサッチャー氏が大変毀誉褒貶が激しいのは、
時代的側面に即応する役割を担ったという要素が多いでしょう。
冷戦を終結に向かわせたのは、彼女の強烈な個性と能力に依るのだけれど、
冷戦が終結した後には、彼女の強烈な個性と手法は殆どがイカれている。
瞬く間に失脚を余儀なくされた。
政策の失敗や党、議会運営の躓きではなく、
根本はそれまで彼女が執ってた個性と手法が時代に合わなくなったのだと思う。
しかしそれは彼女の偉大な実績を落しれるものではなく、
時代的、政治的役割の終了と解するべきであって、
イギリス病の克服と冷戦の終結という2大事業を成し遂げた、
マーガレットサッチャー氏の優れた実績に色あせを加えるものではないでしょうね。
花のがくと
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