Complete summary 7 !
国際連盟の脱退の反省を「ただ単にやる気が無かった」
という目線から記事を作成したけれど、やや不健全でしたね。
やはり、国際連盟は西洋の拡大主義を終了するために発足した組織であるゆえ、
国際連盟発足以前ではなく、発足以後に、満州国建国を提唱した時点でアウトだ!
国際社会は時系列、外交文書、条約の積み重ね、すなわち継続なのであるから、
League of Nations 国際連盟の発足は西洋、東洋を問わず、拡大主義の収束を意味するのだか
ら、どんな事があっても満州国は認められないだろう。
私は率直に思う。国際連盟の真の意味を当時の日本の人達は理解できていなかったんじゃな
いですか?僭越だけれど。
さて、当時の松岡外務大臣訳の分からぬ採決を強行して顰蹙を買ったのだけれど、
なぜ、松岡外務大臣は結果が見えている採決を強行したのだろう?
しかもイギリスが説得したのに。
私は精神鑑定が必要な行為としているけれど、それだけでは不十分な気がしますね。
インスピレーションというか何というか?
私は調べてみた。すると国際連盟には何と!「伝説の採決!」という大事件があった。
その事が松岡外相の採決と関係があるかどうかは、松岡外相の心理、心理学の問題となるの
だから、最終的には読者諸氏の独自の判断となるだろう。
しかし私は関係はあると思う。
国際連盟の「伝説の採決」とはどんなものだったのだろう?
読者諸氏にも大いに関心を寄せる所だろうから、詳しく記事にしよう。
事は、国際連盟発足間もない頃だ、日本はイギリスと伴に、常任理事国として携わっていた
のだから、様々な会議や動議と向き合っていた。
その頃、国際連盟において、日本国代表として牧野伸顕という人が頑張っていた。
ある日、日本にも動議を提出する機会があった。率直な表現として、
「牧野さん何かありませんか?」という感じ。
牧野伸顕氏は何気なくと言っては失礼かもしれないけれど、
柔らかい形で、人種差別主義の撤廃を発議したそうだ。
するとそれは良い事だけれど現況において一気ににはーーー、という感じになったとか。
ところが、牧野氏の動議は結構衝撃だったようで、
数日後、牧野伸顕氏の宿泊するホテルに1人の女性が訪問したとの事、
アイルランドの女性で一般の人だったそうだ。
長時間に渡るミーティングであり、その会話は記事にしなくても、
読者諸氏は理解されるだろう。
牧野伸顕とアイルランドの女性とのミーティングの話は、瞬く間に広がり、
様々な国の人が、牧野氏を訪問するようになったとの事、
そして結論は「やりましょう!」という事になったそうだ。
牧野伸顕は国際連盟の会合で、2回目の人種差別撤廃の動議を発した。
当時の欧米の主要国は「それは良い事だけれど、今、採決はーーー、」という感じ。
牧野伸顕氏は、採決を求めた。
「かかる動議は国際連盟の常任理事国たる日本国民の総意である!採決を!」という感じ。
こうなったら採決するしかないですよね!
牧野伸顕ってカッコいいですよね!採決は実施された!
結果はどうだったんでしょう? 何と過半数を大きく超えていた!
「やったー!」という感じだけれど、牧野伸顕氏の動議は不採用になった!
何でやねん!全会一致ではなかったからだそうだ。
ズッコケますよね!ふざけてますよね!
この事件を聞く時、国際連盟が崩壊したのは日本だけのせいではないですね。
全会一致ではない!という事に対して、私なら「アホかー!お前は!」と
コップの水を投げつけるところだけれど、国際会議の場だし、牧野氏は外交官ですしね。
全会一致ではない、という事に対して、牧野伸顕氏はどの様に対応したのだろう?
次のような記録が残っている。
「この採決において、過半数以上の国々が賛成した事を議事録に正確に記載する事を強く求
める」と牧野伸顕氏が発言したと記録されている。
牧野伸顕さんって圧巻ですね!まさに外交官という感じ。
牧野伸顕氏の人種差別主義撤廃の動議に関する、牧野氏の採決に踏み切らせた行為と、
それに続く、過半数を超える賛成があった事を議事録に記載させた一連の行為を、
国際連盟「伝説の採決」となっているそうだ。そうなるでしょうね!
全会一致を都合よく持ち出す事は不健全極まりないけれど、
国際連盟の過半数において人種差別撤廃の動議が賛成されたのだから、
その点において国際連盟は健全だ。
国際連盟を脱退する時、ひょっとすると当時の松岡外務大臣は、牧野伸顕さんを真似しよう
としたんじゃないですか? あるいは牧野伸顕さんになろうとしたんじゃないですか?
これ、あり得ますよ!そりゃー、優れた先人を真似する事は良い事ですよ!
しかし外交の土壇場でセンチメンタルな部分を出すのはーー、という感じ。
松岡外相が牧野伸顕さんをーー、とするのは心理学の問題ゆえ、
読者諸氏のそれぞれの判断だけれど、
国際連盟には、我々の優れた先人である牧野伸顕氏の、伝説採決、という事件があり、
健全ではないけれど、国際連合の常任理事国にっ返り咲きを果たす作業のプロモートに
してもーー、という感じ。
実際にあった事実ですからね。爽やかに宣伝する事につて神様はお咎めはしないだろう。
花のがくと
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