Was it same time 2 !
本日、秋晴れの爽やかな天気でしたね。
欧米ではこれくらいが真夏ですよ。欧米といっても様々だけれど、
ニューヨーク、ロンドン、パリ、アムステルダムという感じ。
ところで、キリスト教が世界に広まったのと、
西洋諸国が世界中に植民地を拡大させた事を
同一する学者さんや学説があるけれど、少し違うと思いますよ。
西洋諸国が世界中に進出したのは、世界航路の発見、と通商と貿易、
すなわち大航海時代の開始であり、
キリスト教が世界中に広まったのは、キリスト教の普遍性、
また、当時新興したプロテスタントに対するカトリックの覚醒であり、
カトリックの世界宣教という強い意志ですよ。
両者の間にはその始まりに明らかな違いがありますね。
ただ、西洋諸国が世界に進出する事と、カトリックが世界中に広まる事は、
両者の中で利害の一致という点は確かにあっただろうから、
キリスト教が西洋諸国の帝国主義の先兵となったという
学説は100%否定しきれませんよね。
ただ、当時日本に赴任したイエズス会の人達は必死でしたね。
殉教の精神満々でしたよ。誰が見たって。細川さんの遺骨も大切に納めましたしね。
また当時の日本の少年達をローマに派遣してしますよ。
純粋に日本を担う人達に世界を広く知って欲しい!
という高い志だったんじゃないですか?
もし、当時イエズス会の人達の中に、自らが西洋諸国の先兵というやましさがあったなら、
そんな事はしないでしょう。
当時、日本に赴任したイエズス会の人達は、神に仕えるという想いの中で、
奮闘していますね。誰が見たって。
読者諸氏、とりわけ日本の人達は、イエズス会と言えば、
頑張ったけれど、報われなかった人達、磔になった人達、あるいは、
犬死にした人達、という認識を持っているけれど、
全くの間違いですね。まさしく木を見て森を見ずではないですか?
世界の現実を冷静に分析する中で、
カトリックが世界宗教になったのも、プロテスタントを信徒の数で凌駕したのも、
イエズス会の奮闘によるものですよ。違いますか?
イエズス会は歴史の中で勝利した、
という正当なな認識を与えるべきではないでしょうかね。
花のがくと
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